ひなたの棚田遺産ガイドブック
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石垣の村は、日之影町内を東西に流れる日之影川沿いにある小さな集落です。石垣が、宅地、耕地、石蔵から防風垣にいたるまで集落全体を形作り、その美しい石積みから「石垣の村」と呼ばれています。平成15年には文化庁より「文化的景観地区」に選定されており、棚田は「日本の棚田百選」にも選定されています。周辺には、石垣の村トロッコ道ウォーキングコースや軽食を提供する石垣茶屋(昼食は要予約)があります。【お問い合わせ先】 0982-87-3801(日之影町役場 地域振興課)日蔭棚田の用水は、水神様と崇められている妙見神社の一角から湧き出た「四億年の雫妙見神水」(平成の名水百選にも選定)が利用されています。棚田の畦畔や彼岸花植栽による景観形成を行っており、「彼岸花祭り」や「棚田フットパス」など、美しい棚田の景観を生かした取組が実施されています。五ヶ瀬町の中でも最大級の棚田で、畦畔が美しい曲線を描き、壮大な棚田の風景を構成しています。集落では、田植えが終わる6月下旬に「さのぼり」と呼ばれる収穫祈願をするまつりが行われ、9月末には国指定重要無形民俗文化財の指定を受けている「荒踊」の奉納が行われています。国道218号線沿いにあり、県内外から訪れた方にも棚田の美しさを感じてもらえる場所です。平成19年に宮崎県の無形民俗文化財に指定された「深角団七踊り」や宮崎県指定の日之影神楽である「深角神楽」等により都市部との交流も積極的に実施しています。また、集落全体の高齢化により農地管理が厳しい状況ではありますが、耕作放棄地解消の取組としてかんしょを植え、地元の酒造メーカーにより焼酎が製造されています。MAP【お問い合わせ先】 0982-82-1705(五ヶ瀬町役場 農林課)2方向に広がった棚田が特徴で、東西に集落を見渡せる景観が魅力の棚田です。当棚田の支線用水路が山腹からの排水を受けることで、下流域の生活にも恩恵を与えています。集落内にある県有形文化財にも指定されている三ヶ所神社には、12,000本のしゃくなげやしだれ桜300本が植栽され、例年4月中旬に見頃を迎えます。【お問い合わせ先】 0982-82-1705(五ヶ瀬町役場 農林課)つなぐ棚田遺産つなぐ棚田遺産つなぐ棚田遺産つなぐ棚田遺産つなぐ棚田遺産日之影町五ヶ瀬町五ヶ瀬町日之影町五ヶ瀬町いしがきのむら とがわひぞえしものはるふかすみとりのすmiyazakitanada.comMAP【お問い合わせ先】 0982-87-3804(日之影町役場 農林振興課)【お問い合わせ先】 0982-82-1705(五ヶ瀬町役場 農林課)MAPMAPMAP宮崎県 農政水産部 農政企画課〒880-8501 宮崎市橘通東2丁目 10 番1号E-mail : noseikikaku@pref.miyazaki.lg.jp

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